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斑目くんは窃盗団の集合場所へ
勝手田さん左門さん宝塚さんで一台の車
皇子山さん美希ちゃん私で一台の車に乗り込んだ
「ほな行くで」
「しゃ!」
「行くぞ」
『はい!』
強盗団の車内で質問する斑目くんの声がイヤホンから聞こえてくる
「あの!どこ向かってるんですか?」
「言うわけないやろ」
「あのバカ!」
『ふふ』
その頃、鯨岡さんと細面さんは場所の特定に急いでいた
「ここは?」
「ゴールドクラウンという会社です。貴金属を扱っている大手ですね。地下一階に巨大金庫があります。狙いは恐らく、これ。見取り図送ります」
『入り口に回りましょう!』
先回りして分かれて入り口へ。少し経つと犯人と思われる男が1人走って出てきたきた。犯人はとっさに皇子山さんに殴りかかるがすぐに腕を固められてしまう
「あぁ…!動くな」
『3時12分。被疑者現逮』
被疑者は応援に来た他の係に任せて巨大金庫に急ぐ
「斑目くん!」
「ハァハァ、閉じ込められた」
イヤホンから細面さんの声が聞こえる
「ゴールドクラウンの社員と連絡取れました。金庫の番号を知ってるのは支店長と副支店長の2人。」
「どこにおんの?」
「はい、夜分にどうも。失礼しました」
「支店長は休暇で山梨の河口湖のどっかのペンション。副支店長は出張で名古屋のホテル。どっちも連絡したけど繋がらない。部屋にもいないし携帯も出ない」
「どっちも遠いな、夜中やで」
「朝まで待つしかねぇか」
『まって!金庫の中は密閉されてる。大人2人が閉じ込められたら平常の呼吸数からいって…約4時間!4時間しか空気が持たなくなると思います』
その場にいたメンバーみんなが斑目くんの救出方法について思案した
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作者名:mata.nab | 作成日時:2019年11月23日 9時