最強少女(あくまで一般人)の話【ONE PIECE】

story 44 「クソッ」 ページ44

「あらら、こりゃ困ったな」




ちゃんと部屋にいるかしら。




なんて考えながら、俺は嬢ちゃんの部屋に向かう。


会議自体は３時間くれえで終わったが、書類の整理に追われてた俺は、すっかり嬢ちゃんを呼びに行くのを忘れてた。


そして、書類整理も終わってない。




怒られるな、こりゃ。


嬢ちゃんにも、センゴクさんにも。




若干肩を落としながら、嬢ちゃんの部屋まで歩く。


部屋についたと同時に、俺は目を見開いた。


開けっ放しのドア。


無造作に開かれたカーテン。


…割られた窓。




俺は無意識に元帥室まで走っていた。




俺が走るなんて、珍しい(真顔)。




しかし、今はそれどころではない。




クソッ…


油断してた。


まあ、５年もおとなしくしてりゃ、誰でも油断するか。


仕方ねえ。


これは決して俺のせいではない(真顔)。




元帥室に着くやいなや、豪快にドアを開け、驚くセンゴクさんに告げる。




「嬢ちゃ…Aに、逃げられました」




センゴクさんが仏に変身したのは言うまでもない。

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