最強少女(あくまで一般人)の話【ONE PIECE】

story 41 「フッフッフッ」 ページ41

ったく、無駄に広いな。




５年経った今でも、海軍本部の広さとでかさには慣れない。


そんなことを考えていたからか、前を見ていなかった。


不意に誰かとぶつかった。




「あ、すいません」


「………フッフッ、まあいい」




私は今日、この時、この場所で前を向いていなかったことを、後に全力で後悔することになる。









「全員いるか？
よし、そろそろ始めよう」




センゴクの号令で会議は始まった。




フッフッフッ。


今日はいい日だ。


たまには会議に参加するのもいいかもな。


…内容はこれっぽっちも興味ねえが。




俺は用意された椅子に腰掛け、ドンッと机に両足を乗っけた。


これがいつものスタイルだ。




「ドフラミンゴ。
あんた、今日は随分と機嫌がいいねえ」


「バレちまったか？
おつるさんにゃ、かなわねえな」


「何があったんだい？」


「言う義理はねえが、あえて言おう。
探し物を見つけたんだ。
フッフッフッ！！」


「そうかい」




俺は抑えきれず高笑いをした。

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