最強少女(あくまで一般人)の話【ONE PIECE】

story 17 「聞いてねえぞ」 ページ17

私は「はいはい」と言いながら包丁を置き、引っ張られる方向についていく。


しばらく歩くと、切り株の上に酒と盃を置くサボ君とエース君の姿が。




あの酒、ダダンさんが大事にしてたやつじゃ。


怒られても知らねえぞ。




「おーーーい！エース！サボ！
連れてきたぞおおおおお！！！」


「おう！早く来い！」




そして、切り株の前までやって来た。


するとエース君が話し出す。



「お前ら知ってるか？
盃を交わすと"兄弟"になれるんだ」


「え、ちょっと待って」


「なんだよA」


「なんで、私を呼んだ」


「お前も一緒に兄弟になるからに決まってんだろ！！」




聞いてねえぞ。


おい。


いいのか、こんな大事なもの。


私なんて半年くらい前に突然来たんだぞ？


しかもエース君、さんざん私のこと嫌ってたじゃん。




そんなことを考えている間にも、エース君は盃に酒を流し込む。

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