検索窓
今日:13 hit、昨日:0 hit、合計:198,494 hit

理由と原因 ページ5

〜リョウクSIDE〜




「長くなるけどいい…?」
「うん、ちゃんと聞く。」




そう言うと、下を向いて
笑った彼がぽつりぽつりと話始めた。


確かに前もこんなことあったけど
今日のキュヒョナはいつも以上に
切ない顔で、

哀しい顔で笑うから。


やっぱり重大なことがあったと
勘でもよくわかるんだ。




「俺、ヌナにメールで呼び出されて
待ち合わせの場所に向かってて、

そしたら向こう側からAが見えたんです。」




そう言った後、少し言葉に詰まって。




「…泣いてた。

見てからにふらふら歩きながら
おっきい涙零して。

だからほっとけなくて声かけて。



そしたらさ、A…

すっごく辛そうな顔で俺を見てた。」




そう言う彼の表情のほうが
辛そうに見える。




「そして通り過ぎようとする
Aの腕掴んだんだ。


思いっきり振り払われて
頭真っ白になって。」

「あんまり覚えてないけど
多分、必死に弁護してたんです。


…傷つきたくなかったから。





冷たい態度とってるのは今だけだって…


でも、それは違かったって気が付いて。」




残ったシチューはもう冷めていて

ずっと喋り続けてるキュヒョナは
目に見えるほど傷ついてて。



これ以上聞くのをやめよう、なんて
思ったりもしたけれど


ヌナと付き合うことになった
経由を知らない訳にはいかなかった。




「俺がぼーっとしてる間に、タイミング良く
駆けつけてきたA…の先輩が

連れて行っちゃって。」

「は…?」




先輩?
連れて行った?


ていうか、なんでこの状況で
その先輩が出てくるの!?




「でも追いかけた。

今では、今となっては…




後悔してます。」




敬語に戻った彼の瞳が
一層不安げに揺れた。

思わず動く→←信じることは



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (117 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
506人がお気に入り
設定タグ:SuperJunior , キュヒョン
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ぺりーぬ。(プロフ) - みきてぃさん» コメントありがとうございます!!そんなこと言っていただけるなんて。緊張と興奮で心臓は張り裂けそうです笑最高の褒め言葉ですカムサハムニダ〜!!わたしもみきてぃさんの一言でとっても励まされますTT (2016年3月18日 17時) (レス) id: cc7ef5f842 (このIDを非表示/違反報告)
みきてぃ - 更新ありがとうございます〜〜!もう嬉しくて最近の嫌な事、全部吹き飛んじゃいます! (2016年3月18日 0時) (レス) id: 80f9c61c84 (このIDを非表示/違反報告)
ぺりーぬ。(プロフ) - ようこさん» コメントありがとうございます!!本当にありがとうございます涙ご期待に添えるよう、これからも精進していきたいと思います^^ (2016年3月14日 22時) (レス) id: cc7ef5f842 (このIDを非表示/違反報告)
ようこ(プロフ) - お帰りなさい(*^^*)急がず焦らず!ゆっくりでよいです。まったりとお話に浸透していきたいです!楽しみにしてます。 (2016年3月8日 21時) (レス) id: 5f66db29c1 (このIDを非表示/違反報告)
ぺりーぬ。(プロフ) - みきてぃさん» 長い間、コメントを返せなくて本当にすみません…汗 そんなこと言っていただけるなんて本当にうれしいです涙これからもどうぞおろしくお願いします^^ (2016年3月8日 21時) (レス) id: cc7ef5f842 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ぺりーぬ。 | 作成日時:2015年7月6日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。