仲間と恋心 ページ48
*
あのあと、北斗と並んで歩いてると妙な緊張感が出てきて無言になってしまい、5分経過。
北斗「お前、なんか喋れよ。 らしくねぇな」
A「だって北斗は、イケメンだから女の人たちがちらちら北斗のこと見るから 隣に居づらいんだよー…」
北斗「お前はメンバーだから。 気にすんなよ」
北斗は、優しい口調で言ってくれた。
A「…うん！そうだね。
メンバーとの間に壁作ったら 音楽をこれから一緒にやってく仲間としては1番しちゃいけないことだし。」
北斗「音楽をやってく、“仲間” か。 」
ん？ 北斗どうした？！
A「北斗、なんか…どうしたの？」
北斗「仲間…って、なんなんだろーな。 」
A「ほく…と？」
遠くを見つめる北斗。
北斗「たとえばさ、俺がお前んこと “好き”って言ったら それはもう仲間なのかな…」
あたしは、少し考えてみた。
A「仲間だよ。
これからやってく中で、そういう気持ちが芽生えてたとしても、“仲間”なのは変わりないでしょ？
私はそういうのは、人間特有の物だと思うし、だから歌詞が書けたりするわけだから、そういうのは 心から応援するよ！」
すると、北斗はこちらを向いて
北斗「そっ…か。 ありがとな。」
北斗は口角を少しあげて、さっきみたいな口調で言った。
A「いえいえ…恐縮です。(笑)」
北斗「よし。 今からCDショップ行くぞ」
A「え、急だね」
北斗「行くぞ」
A「はいはーい(笑)」
北斗は笑いながら、楽しそうにそう言った。
終わり
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←寛大な心。
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作者名：紫色シャーペン | 作成日時：2018年2月24日 9時
