141.痛い ページ1
貰った指輪を
翔くんの家に置いてくるなんて最低だ。
有り得ないことをしてしまった
A「もう、だめなのかな、」
あの日から
心の中には翔くんしかいなくて。
忘れられるのは仕事の時くらい。
A「はぁ…」
ため息をつくことしかできない。
考えても考えても
どうすればいいのかなんて分からなくて。
帰る途中、
家から一番近いコンビニへ。
入口から一番近い雑誌売り場に行けば
当たり前のように
こちらを向いて微笑んでる翔くんがいて。
手を伸ばして
雑誌とシュークリームを持ってレジに行く。
何してんだ、私。
もう会うことも無いかもしれない
好きな人が表紙の雑誌買って。
未練タラタラどころじゃない。
ハルト「よう｣
コンビニを出た瞬間声をかけられる
自分の頭は無視が良いと判断した。
ハルト「ちょっと待てって」
A「無理」
ハルト「おい」
腕を掴まれ
帰ろうにも帰れない
A「私もう帰るから」
ハルト「なぁ、俺にしとけよ」
A「はぁ？離して」
振り切ろうとすればする程
強い力で掴まれる
A「いっ、たい」
ハルト「お前が逃げるからだろ？」
A「痛い、離して」
翔くんは
私が嫌がることなんかしない。
痛がることなんかもっと。
A「やめて、よ」
ハルト「逃げんなよ」
A「ちょっと、離して」
全然話を聞いてくれない
なんなの、ほんとに！
A「ねぇ、っ」
と、
急に影ができて
視線をあげると
視界は誰かの背中でいっぱいになった
翔「痛がってんじゃん、やめろよ」
ハルト「っ…！」
A「え…」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 415人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぴぃ | 作成日時：2021年6月29日 12時
