道化の瞳―ﾎｽﾋﾟﾀﾙﾋﾟｴﾛ―2

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淳太side


翌日、大毅の高熱はひくこともなく、
38.9℃まで上がっていた。


そして、ナースステーションに戻って
1時間が経った頃、大毅の名前の横にある
ランプがけたたましく鳴った。


淳「大毅！」



コールを取ると、出たのは神ちゃん。



神「大毅がっ！！血、吐いてんけど！」



淳「すぐ行く！」



医療機器を押しながら走って
龍太にも来てもらう。



1人じゃ手に負えへんから



淳「神ちゃん！ありがとうな？」



神「しげ……大丈夫なん？」



淳「大丈夫＾＾ベットでゆっくりしてな？」



不安そうに瞳を揺らす神ちゃんは
そのままベッドに戻っていった。



大毅が口から血を吐いていた。



心臓の機能が低下して
肺に血混じりの水が溜まったからかな…
最初はそう踏んでたんやけど


淳「龍太、大毅お腹痛がってる！」



龍「胃腸炎かも、すぐ連れていこ」



きっと、ストレスで胃腸炎になる…
心臓病の子供にはよくあることや



ドナー登録は順番に回ってくる
せやけど、少しでも体調が悪ければ



………移植手術は別の人に回される。




手術室で
心臓外科医の二宮先生に執刀してもらい
大毅は一命を取り留めた。




淳「二宮先生、ありがとうございました」



和「いや、大毅くんが無事で何よりだよ」



二宮先生に礼をしてICUに向かった。




大毅、ストレス取り除くことできひんで
















































______________ホンマにごめんな？

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