朝焼けの花 (ページ26)

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昔の話をしようかページ26

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「Aちゃんって思春期あった？」

そう聞いてきたのは、絶賛思春期真っ只中のラウール

『ん〜、まぁ、あったよ(笑)』

ラ「どんな感じだったの？」

『思春期というか反抗期？かな』

ラ「Aちゃんの反抗期とかヤバそう(笑)」

『おいこら、どういう意味だ』

ラ「だってAちゃん基本口悪いし、昔からしょっぴーとかとやり合ってたのかな〜って」

『まぁ、否定はしない』

ラ「どんは感じだったか教えてよ！」

『そうだなぁ、、』

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あれはSnow Manが結成して間もない頃、

Snow Manが結成される前から6人とは関わりがあって、いつもお兄ちゃんみたいに接してくれていた

小さいときからジャニーズにいた私は、ずっと歌って踊ってのレッスンばかりの毎日を過ごしていた

でも、高校生になって周りがオシャレを始めたり、彼氏と放課後遊んだりしているのを羨ましく思っていた

だから私は髪を染めて、派手なメイクをしてレッスンに行くようになった

ジュニアのみんなにはビックリされ、振付師の先生には「やる気がないなら来るな」と言われた

反抗期だった私はそれを真に受け、レッスンを無断で休むようになった

メンバーからはたくさん連絡が入っていたけど、いつまでも子供扱いされるのが嫌で全部無視した

当時からひとり暮らししていた家に帰ったらメンバーが来るだろうと予想していたから、毎日違う友達の家に泊めてもらっていた

そんなある日、いつものように放課後友達と遊ぼうと学校を出ると、校門のところに照がいた

私は気づかないふりをして通り過ぎようとしたが、

岩「A」

私を呼ぶ照の声は大きくなかったけど、やけに心に響いて立ち止まってしまった

「A？」「どした？早く行こうよ」

照の存在に気づいてない友達が不思議そうに私を見る

岩「ごめんね、この子ちょっと借りるね」

私達の前に歩み寄ってきた照は、私の腕を掴んで歩き出した

照は何も喋らないし、私はただただ大人しく着いていくしかなかった

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