難しい ページ24
退院して1週間が経とうとしている。
殴られた所を触っても、もう痛くはない。けど、萃ちゃんと宏介の掛け合いは何故だか宏介を取られたみたいで心が痛い。
そういえば、田淵くんと貴雄さんの力で萃ちゃんにはマネを辞めてもらった。
(まぁたくっついてるよ。)
そう思いながら2人には視界からフェイドアウトしてもらったが、宏介が話しかけてきた。
｢なに？？｣
｢そいやーテスト期間で今日から練習無いからね。｣
｢そうだったね。あ〜嫌だなぁ〜テスト。｣
｢……ねぇ、テスト終わったら夏休みじゃん？夏祭り行かない？あっもちろん田淵も貴雄も誘って！｣
｢夏祭りかぁいいね夏っぽい！行こ！私2人に声か｣
声かけてみるね！と言おうとしたら遮られた。萃ちゃんに。
｢え〜なんのはなしぃ？♡｣
｢…あ〜あはは、“部活の皆”で夏祭り行こうって話しててさ。｣
あえて、部活の皆という事を強調した。
｢萃も来る？｣
｢えっほんとぉ♡｣
これは想定内だから大丈夫、まだ対処法はある。
｢ごめん、でも今回は部活の皆で行きたいんだ。また来年とかに行こうよ！｣
｢え〜〜萃おじゃま虫なのぉ？？｣
｢あ〜〜……また今度行こう？ね？｣
｢萃、おじゃま虫ぃ？｣
私ピンチ！！！！
回避方法を考えていると、
｢…………萃、また今度行こ？｣
｢…宏介がそう言うならぁ……｣
｢うんごめんね？｣
これは想定外。
そして萃ちゃんがほかの男子に呼ばれて走っていったところで宏介が困った様な顔でこちらを見ている。
｢Aちゃん、萃の事嫌い？｣
｢…まあ、、？｣
｢そっか。萃良い奴だよ？｣
｢そう。良い子でも私は苦手なタイプかな。｣
｢なんか怒ってる、、？｣
｢え？全然？｣
｢ならいいけど……｣って呟きながら宏介は自分の席に戻ってしまった。
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ゆずき(プロフ) - わー！遂に続編決定だい！ただの自己満小説楽しい (2022年2月18日 15時) (
レス) id: b2c4f8d1f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆずき | 作成日時：2022年1月15日 17時
