悟より今彼は、いい男だよ？≠【五条悟≠キルア】呪術廻戦 H×H (ページ49)

今日:29 hit、昨日:39 hit、合計:46,469 hit

_ ページ49

_

涙を流さないように
笑顔を作った

｢……2週間楽しかった
ありがとう！付き合ってくれて｣

そう告げれば

『あのさ、部屋上がっていい？

……せ、正式に彼氏として……』

真っ赤な顔で、
そう告げれ

目を見開いた

え？本気で言ってんの??

でも、これは悟のプライドを折るための
ごっこ遊びだったんじゃないの？

私なんかが、
キルア君と付き合うなんて
烏滸がましくない??

フル回転で考えても
答えは出なかった

『返事しろよ
もちろん、断るとかねぇから』

｢えっ!?や……わ、私が??｣

『お前以外いねぇだろ』

｢……や。だ、だって
キルア君は年下だし！

それに私なんか
…………目移りしちゃうよ……
私なんか、彼女にしたら｣

そうだよ。
こんな私なんか…
自信が無い。

悟で思い知った
キルア君が本気なはず無いのに

その瞬間

ﾍﾞﾁﾝ!!と
おでこに衝撃が走った

｢ｲｯｯ……たぁ!?｣

痛すぎて目を見開い瞬間

『やっと目を見たな』

ニッコリと笑うキルア君

｢え？……｣

『全然俺と目を合わさねぇから
くだらないこと考えてんだろうと思った』

そう言って目を伏せ、
頬をまた赤く染め
私の目を見て言ったんだ

『俺が……こ、告ってんだから。

……だぁ！好きだって言ってんだよ！』

頭をかき
照れながら私に思いを伝えてくれるキルア君

｢……っ………｣

その仕草や照れた顔は沢山見てきた
だからわかる…

悟がくれなかった言葉だったから
仕草や声のトーンも
分かりやすくて

真っ直ぐなキルア君に
頷いた。