悟より今彼は、いい男だよ？≠【五条悟≠キルア】呪術廻戦 H×H (ページ42)

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＿＿＿＿悟side ページ42

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悟side

近づこうと歩きだした瞬間
僕に似た後釜は

Aの腰を引き寄せ
早歩きになる

直ぐに僕がAに向けて放った感情
その瞬間、僕を認識して
逃げるように連れていく

その行動に驚いた

高い身体能力、
判断能力と、真っ暗な瞳

どう見ても一般人じゃない動き

それと同時に感じたAへの執着心

Aを姫抱きし
そのまま一般人なら気づかないくらいの速さで
飛び降りていく

確実に僕を巻こうとする動き

術式を使い、
Aを抱えるガキの元に向かえば

頬を染めるAに苛立ちを覚えた

『…ふーん。
　やるじゃん、君』

恐る恐る僕を見つめたA

『…元カレの登場だけど、Aどうする？』

生意気な表情
焦りすら感じないガキ

普通は驚くはずなんだけどなぁ…

Aはソイツに抱きついた

『だとさ、元彼さん
Aに付き纏うのやめなよ』

元彼呼ばわりされ、
流石にイラつく

あの勝ち誇った顔

ピクピクと口元が痙攣しそうになる

『てかさ、よくAも
僕と似た系統の後釜見つけたよね』

空笑いをし、煽れば

少し脅えたAは
肩を揺らしたが

僕を睨みつけた

｢後釜なんかじゃないよ…
悟より優しいしかっこいいし…
大切にしてくれるから

悟の後釜なんかじゃない！｣

『は？僕が浮気したことまだ怒ってんの？
こんな餓鬼相手に恥ずかしくない？
そろそろさ〜素直になんなよ』

まだ僕のこと好きなら素直に言えよ

『…A、こんな大人気ないオッサンの
どこが良かった訳??』

間髪入れずに、僕に似たガキは
ほんっと生意気で
昔の僕を見てるみたいだ。

«絶対コイツからAを取り戻す»

そう思った瞬間

｢…悟には関係ないよ。
今はキルア君と付き合ってるから…

元々、私と悟は付き合ってすら
無かったよね…｣

頭を鈍器で殴られような感覚に陥った

傑が言ったように
大切にしてくれる僕に似た男を選んだ