狐の嫁入り！【ＨＱ北信介】 (ページ45)

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『ほんまに美味いな』

「でしょ！おかずの中で好きなの！」

『貰ってよかったんか？』

「ん！北くんに食べて欲しくて！」

『ほな、ばぁちゃんのおかずお返しするわ』

「え！いいの?!明日交換しよ！」

明日のお弁当を一緒に食べる約束を
取り付けることが出来た…

嬉しい

さっきの北くん
可愛いかった!!

戻ってきた箸を使い
ご飯を食べようとすれば

「…ッ」

これ…間接キスだ

『どしたんや顔真っ赤でトマトみたいやな』

「…北くんなんでもない！」

こ、これこのまま食べていいの？

私…変態じゃない？
大丈夫？？

てか、私が使った箸なのに…
北くんごめんなさい…

私が汚してしまった

顔が赤かったのが、急に冷めていく

「ご、ごめんね…北くん…
私の使った箸で食べさせて…」

『…別に気にしてへんわ』

「…ッそ、そう？良かった!!
このまま使っても大丈夫かな…？」

その発言で
お互い顔が赤く染まる

『…洗ってくるわ。』

「違います!!嬉しんです！ただ！！
私…私…が北くんの使った箸を…
舐め回したら…流石に犯罪かなと!!」

舐め回すとか！言い方ミスったァァ!!

『…なんや、それ』

フワっと笑う北くんに
見とれてしまう…

「私が、ゆうなればストーカーみたいに
傍から見れば見えるかもだし！」

『嫌やなくて良かったわ』

「…え?…北くんにされて嫌なことなんて
なんにもないよ？」

『…どこがいいんや』

「…全部、好きだよ」

。