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_ ページ23
、
教室に戻り
ご飯を食べて
友達と窓際の席で見ていた
ふと視線を廊下に移せば
北くん……
咄嗟に1番後ろの見えないところに隠れてしまう
『なんしよん？』
どうやら私を探しているらしく
「北くん……いるから隠れた
いないって言って！」
『おけっ…』
複雑そうな顔で見つめてくる友達
友達は北くんの所に向かった
体を極力縮めて息を潜める
どうせ部活で会うから無駄だけど
なんだか、
怖い気持ちと悲しい、恥ずかしい
色々な感情でいっぱいだった。
こんな中坊みたいな恋愛なんて
したことも無い
ただ初めて好きになったんだ
自分から
だから、どう心の整理をしていいか
わからなくて……
ただ、体を縮めながらも
北くんを目に焼き付けてる自分もいて
やっぱり大好きなんだって
実感する……
見ただけで、幸せだけど
ギュッと締め付けられる感情
ただ北くんの後ろ姿を
見送ることしかできなかった。
＿＿＿＿
戻ってきた友実は
『また来るって！』
笑顔で私に伝言を伝えに来た友達
何言われるかわからなくて
すごく怖いが大半を占めてる
なんでこんな面倒くさいんだ
自分に腹が立つ
割り切れたら楽なのに。
_
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作者名：脳内事故
| 作成日時：2023年6月28日 0時
