狐の嫁入り！【ＨＱ北信介】 (ページ13)

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『最近、北くんと毎日話してるね』

友達から言われ

「え、うん幸せ」

『北君困っとる顔1つせんから
ほんますごいよな』

「えっ……困ってることしてる？」

『毎日スポドリやら貢ぎ物は怖い』

「……私尽くすタイプなんです！」

なんて話をしながら

考えた

重たいキモイって
思われてるのかなと

や、でも神様に貢ぎ物するのは
民衆の役目でしょ？？？

崇めてるんだし当たり前だよね？

。

クラスに少し遊びに行く

『なんや、どうしたんや』

「神様に貢ぎ物は当たり前だよね？」

『…？…せやな』

少し考える素振りを見せる北くん

きゅんです…

「じゃあ、コレ！芋トッポ！」

『お、おん。
ありがとな……でもええで？そんなんせんと』

「神様に貢ぎ物してると思ってるから
当たり前でしょ？話してくれてるし」

『……俺は神様やないで、
ちゃんと神社にお供えしいや』

「北君が私の神様！」

もう、愛してるどころか
崇拝だよね

今も神々しいもん

『……なら、マネージャーにならんか？』

「え？」

『みんなの分の作るし
洗濯物とかあるけど……
貢ぎ物されるより、ありがたいわ』

マネージャー＝北くんが助かる？

北君が助かるなら
私はハッピー？？

「やります！！やらせて下さい！」

『…なら、今日から頼むわ』

フハッと笑う顔に
もう、心臓がもたない

不意にくる笑顔が尊くて
過呼吸になりそう

「はっ、心不全で倒れそうなくらい好き」

『……大丈夫か？救急車呼ぶか？』

「ちが、違うんです。好き過ぎるだけで
補給しすぎて、吐きそうで」

『……元気なのは分かったわ』

なんやかんやで、放課後は
マネージャーをさせてもらうことになった

北君が近くにいるだけで
幸せなんだが……

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