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ピッタリと私にくっついて

擦り寄る双子



「……大型犬飼うの大変なんだなぁ」




双子が大型犬に見えて
この2匹の世話をする親って
本当にすごいなぁ



なんて染み染み思う



『誰が大型犬やねん!』



ツッコミを入れる侑を
無視しながら



目を瞑る





少しの緊張の糸が
解けて安心してしまう




多分、2人は私を気遣って
私の手を繋いだり
泊まってくれてるんだと思う






そう思うと





「ありがとね…気を使ってくれて」




小さく小さく呟いた





『………別に使ってへん』


こういう時にツンツンする侑



『…好きな女守るんは当たり前や』



男らしさをさり気なく見せてくる治


正反対の2人に
笑ってしまう




「…そっか。 ありがと」

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作者名:脳内事故 | 作成日時:2023年6月19日 13時

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