君を餌付ける_⁴<チェンソーマン>

_デンジside ページ26

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定時になり、帰れば
Aさん



なんだか、久しぶりに感じた





「お邪魔します」




そう言いながら入る


俺とは目を合わせないような感じがした



なんか、モヤモヤする



『…Aさん、なぁ』



「…ｯ今日何食べたい？」


俺を見ずに話かける
まるで話を逸らすような


『…なぁって！』


思った以上にデケェ声が出た
腕を掴んで

聞きてぇことを聞けば




『…ｯんで、目ぇ合わせねぇんだよ』






「…やだな、合わせてない訳じゃないよ」




目を合わせれば
なんか最近、色気が増してる気がした



アイツの言ったこと
『他の奴の所に行く』

それだけが、頭をよぎった





『…そっか。
俺からなんで離れていくんだよ』




「離れてないよ、現にこうし…て」



目を合わせれば
目を逸らすから


やっぱり再確認した


俺、Aさんを
誰にも渡したくねぇって



『…ｯ俺、Aさんが好きだし
誰にも譲りたくねぇ

ちゃんとした職にもついたしよ』




「…うん」


『その、お、俺と…つ…ッ』




絶対言うぜ…言ってやる！




ガチャン!!


俺の頭と背中に
鋭い痛みが走った




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