愛しの親父殿 (ページ22)

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気がつくと日が登っていた。

どれほど勉強をしたのだろう。
とけば解く程面白い。

「「ふぁーぁ」」

同時に欠伸をする

同じ生活リズムのせいだ。

目が合って笑いあった

『眠るとしよう

せっかくじゃから
昔のように眠るか？
ワシが子守唄を歌ってやろう！』

「ふふ、リリアの子守唄とか懐かしい
そうしようかな。」

『童心に帰るのも悪くないからのぅ！』

そういい、2人で眠ることにした、

リリアがシャウトを入れながら
子守唄を歌う。

こんなんだっけ？
もう、何年も昔すぎて
変な感じだ。

「リリア……うるさぃよ」

『そうか、わしの腕が落ちたのか
この前はぐっすり眠っておったのに』

「この前って何年も前の話だよ？」

『それもそうか。大きくなったし
次までに練習しておこう！』

ふふっとお互い笑い合い
眠りについた。

その時間は穏やかで。

暗闇に落ちる感覚は
無かった。

リリアが隣にいてずっと
頭を撫でてくれて

眠るギリギリまで
私を見守ってくれるリリア

酷く安心して、

眠りに落ちていく

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