愛しの親父殿 (ページ21)

今日:14 hit、昨日:17 hit、合計:4,706 hit

_ ページ21

_

「……マンドラゴラがスープに」

「ｷｨｴｪｴ」

そう細々と
鳴いているマンドラゴラがそのまま
お風呂にでも、浸かってかのように……
これは食べれるのか……？

疑問に思いつつ様子を伺う

『なんじゃ？力作すぎて
声も出ぬか？』

自信満々な表情を浮かべるリリア

「や、そのままだなって」

『そうじゃ！添えてみた
どうじゃ？オシャレじゃろう？』

「……ぅ、うん」

もう何にも言えない。
楽しそうに笑うリリアを見て諦めた

流石に可哀想……

そっとマンドラゴラを取り出し
鉢に植え替え飼うことにした。

『くふふお主は優しいのぅ
食わずに、飼うとは』

「…………あ、ありがと」

呆れてなんにも言えない

…

『そうじゃ！今から
勉強をしようかの！』

「……勉強……」

『お主は本ばっか呼んでおる
少し問題を解くのも楽しいぞ？』

「んー、そうだね。やってみる」

『わしが教えてやろう！』

急にリリアの思いつきで
勉強をすることになった。

リリアは分かりやすく1から教えてくれた。

_