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_黒 ページ20

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真っ暗な中


男が近づいてくる。






ジワジワと迫る恐怖


なのに体が動かなくて
怖くて……


悲鳴を上げたくても
声が出なくて……





男は躊躇なく私に触れて


組み敷かれる



為す術もなく必死に
抵抗する。


声を出して叫びたいのに
声すら出ない
自分の体じゃないみたいに








━━━━━助けて
お願いやめて!


股の間に体を割り込ませ
手を押さえつけられる






恐怖、絶望。




お願い、


涙を流しながら
助けを求めようと手を差し伸べる



ただ宙を切るだけ



なんにも無い場所に手を伸ばした




誰も助けてくれないの?










誰に助けを求めればいいのかすら
分からなくて







『…ぞ!

わ……
…A!!』





私の名前を呼ぶ声


声がはっきり聞こえた。



リ『ここにおるぞ!A』




手を掴み私をなだめる様に
優しい笑みを浮かべるリリア




「……ッ」




『魘されていたな……』


「……夢みただけ」


『風呂に行くか?汗がすごいぞ』


「……体がダルいの。」


『ならせめて、着替えるんじゃぞ

ここに置いておくぞ!』


幼い笑顔をいつもの様に向けるリリア


ホッとする。


「ありがと、」


『お主の為に、粥を作ったぞ!
着替えたら、すぐに来るんじゃぞ』

力作だ!と言わんばかりの
得意気な笑みを浮かべ
部屋を出ていった。





着替えをし、リリアのいる所へいく。




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もも - とっても面白いです!更新頑張ってください! (8月13日 10時) (レス) @page26 id: cb23da01f9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:脳内麻薬 | 作成日時:2022年6月15日 13時

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