愛しの親父殿 (ページ16)

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流血注意

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ふつふつと怒りと殺意が湧く

減らず口は縫ってやろう

1番太い針に糸を通し
男の唇に宛てがう

「お主のせいで
わしの可愛いAが
普通の幸せを手に入れることが
出来なくなった」

男「ははっ、大袈裟だろ？
最後まではやってない！」

「減らず口はこうしてやろう……ｸﾌｯ」

下唇の端を針で刺した。

男「ってぇええ!!!」

ジタバタと暴れようとする男

「これ！じっとしておれ」

針を皮膚に通し上唇を目指し
更に針を通す

男「や、やめろぉお！」
くぐもる声

「怖いか？」

冷たく問いかける
男は激しく頷いた

「大丈夫じゃ。Aの方が
何倍も何百倍も怖かったんだぞ？」

ニコニコと笑って返す

引き続き、縫い付ける
半分縫いつけるのに時間がかかった

何度も叫び続けるせいだ。

「叫んだら痛むじゃろ？
学習せい。このくらい序の口じゃ！」

全て縫い付けると
糸は血で赤く染まっていた

「初めての手芸にしては
上出来じゃ！
わしの得意なものを
見つけてしまったかもしれぬ！」

喜んでいると
反抗的な目をする男

次は爪を剥いでやろう

肘置きに固定している指を
ニッパーで引っ張る。

殺すなんて造作もない事。

しかし、生きるのを後悔させてやりたい

男「んグクァァァ！！」

あまりの痛さに叫びだしたようだ
血が伝う

「耳障りじゃ…」

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