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あなたしか見えない ページ14
「こんなあたしでもいいの？」
聞かずにはいられない。
「(人1)がええねん。(人1)やないと嫌や。何年探してたか知らんやろ。悪い方へ堕ちる恋愛なんか二度とさせへんから」
涙が溢れていた。
出会いは最低で最悪だし、見た目はチャラい。
けれども、中身はどんな男よりも最高でギャップをいくつも持つ男。
悔しいけれど、あたしはいつの間にかゆずるのトリコになっていたんだ。
重圧に耐えられなくてすべて逃げたくなって、大阪から東京に出てきたけれど心のどこかではゆずるの事が忘れられなかった。
もうあたしはゆずるなしでは生きていられない。
ねぇゆずる。
ゆずるもそうなんでしょ？
「(人1)。何年も俺の前からいなくなった罰や。もう二度と俺のそばから離れんといてや」
プロポーズみたいだった。
「離れないよ。もう。ゆずるなしでは生きられないみたいだから…」
精一杯の笑顔を浮かべた。
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まりぃ(プロフ) - ますみさん» 初めまして！読んで頂きありがとうございます。今まで書いたことのない雰囲気の作品なので、嬉しいです！更新頑張りますので、お楽しみください。 (2020年5月11日 20時) (
レス) id: 13d50a1e8a (このIDを非表示/違反報告)
ますみ(プロフ) - 初めまして。読ませて頂いてます。この話好きです。何か切ない感じで後の展開が楽しみです。またの更新楽しみに待ってます。 (2020年5月11日 19時) (レス) id: cc9c552fc9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まりぃ | 作成日時：2020年5月10日 14時
