第9話 ページ10
焔依side
演習会場へ向かう前、私は勝己にものすごく心配された。
爆「お前一人で行けるんか?」
焔「いや、行けるから」
爆「怪我とかすんなよ」
焔「しねーし」
爆「なんかあったら連絡よこせよ」
焔「いやだから……ああああ!もう!分かったからAに行ってこい!」
この後勝己は渋々といった形で演習会場Aに向かった。
なんなんだかの過保護具合、短時間でさらに悪化してないか!?
さすがに重てーよ。
さーてとー…
いっちょ暴れてやらぁ
マ「はいスタートォ!」
その声と共に、私は自分でも信じられないくらいのスピードで走り出した。
他のみんなは声のした方向を向いてスタートに遅れている。
はは、ラッキー
マ「どうした?実践にカウントなんざねーんだよ!
走れ走れ!サインは投げられてんぞ!」
走った先に見えたのは……
焔「ははっ、早速3ポイントかよ……」
運がいい……
焔「焼き尽くす…」
体から溢れ出る炎が、仮想ヴィランを次々と焼いていく。
隙を突かれそうになった時もあったが、足技で何とかなっている。
焔「これで合計…93ポイント
うわぁーお、めっちゃ稼いでた」
さーて次は……ん?
──刹那、けたたましい轟音が響いた。
焔「あれって……」
0ポイントヴィラン……?
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作者名:幽々華 | 作成日時:2019年11月30日 2時