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第7話 ページ8

焔依side



入試当日。


現在進行形で私と勝己は並んで歩いている。



焔「……ねむ((ボソッ…」


爆「寝不足か?」


焔「聞こえてたんかい…。多分ね」


爆「お前ちゃんと寝ろよ…」



……前から思ってたけどこいつかなりの心配性だよな。


そりゃ心配してくれてること自体は感謝してるけどさ。



焔「……あれ?出久かな」


爆「あぁん?」



ものすごい形相で前方を見る勝己。


いや、どんだけ険悪なの。


まぁいいや、出久に一声かけよ。



焔「出久ーおはよ」


爆「…どけ、デク」


緑「!! 焔依ちゃん、かっちゃん!」


爆「俺の前に立つな殺すぞ」



相変わらず物騒だな。



焔「おはよー出久、入試がんばれ」



あ?心がこもってねぇだ?ぶっ飛ばすぞてめぇ←


こちとら眠くて機嫌わりぃんだよクソッタレ



緑「あ、うううう、うん!がんばる!」


焔「お〜…?」



オーバーリアクションだなー出久は。



爆「……チッ

おら行くぞ焔依」


焔「わっ、ちょ、ちょっと!」



勝己に腕をグイッと引っ張られ、体勢を崩しかけながらもついていく。



焔「転んだらどーすんだこら」


爆「あ?俺が受け止めりゃいい話だろ」


焔「そういうことじゃねーんだよ……はぁ」



ああ、先が思いやられる。

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作者名:幽々華 | 作成日時:2019年11月30日 2時

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