第17話 ページ18
焔依side
相「昔、暑苦しいヒーローが大災害から1人で1000人以上を救い出すという伝説を作った
同じ万有でも、お前のは1人助けて木偶の坊になるだけ
緑谷出久、お前の力じゃヒーローになれないよ」
緑「…」
焔(出久…?)
相「…お前の個性は戻した。ボール投げは2回だ、とっとと済ませな」
出久を解放した先生言うと出久は円の位置につく。
飯「指導を受けていたな」
爆「除籍宣告だろ」
青「彼が心配かい?僕はね、全然」
と私の肩に手が置かれた。
触んなし。つーか誰だよこいつ……
焔「なんだよお前急に…」
名前は聞かない。めんどくさいことになりそうだから。
焔「っわ…」
急に強風が…誰? 出久?!
焔「指が……」
一体何すりゃあぁなるんだ。
まさか個性…?
緑「先生……まだ、動けます!」
相「こいつ…」
「700mを超えた!?」
麗「やっとヒーローらしい記録が出たよ!」
飯「指が腫れ上がってるぞ。入試の件と言い、おかしな個性だ」
青「スマートじゃないね」
焔「……」
今、きっと自分の顔は驚愕に包まれてるだろう。
あの出久が……700m以上を……信じられない…。
爆「…どういうことだ……」
焔「?」
爆「こら!ワケを言えデクてめぇ!」
焔「あっ、バカ!」
勝己を止めに飛び出そうとすると、相澤先生に制止された。
そして首に巻きつけてある布を伸ばして勝己を捕らえた。
爆「!?んだこの布…固ぇ…」
相「簡素材に特殊合金の鋼線を編み込んだ捕縛武器だ。…ったく、何度も何度も個性使わすなよ…
俺はドライアイなんだ!」
全(((個性凄いのに勿体ない!)))
みんなの心がシンクロしたね。なんか某暗殺アニメにもなかったっけか(やめましょう)。
相「時間がもったいない、次準備しろ」
焔「…」
そっと勝己の近くへ行く。
爆「…なぁ、焔依」
焔「ん?」
爆「お前はデクが個性持ってること知ってたのか?」
焔「知ってるわけないだろ、知ってたら驚かないわ」
爆「そうかよ…」
勝己はそれだけ言って出久を睨みつけた。
爆(ついこないだまで、道端の石っころだったろうが…
道端の石っころだったろうが!──)
無理もないか、今の今まで無個性だと思ってたやつが、いきなり個性を出したんだ。
私だって驚いたよ。
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作者名:幽々華 | 作成日時:2019年11月30日 2時