106 ページ16
「コホン」
『「!!」』
二人はその場にアスナがいたことをすっかり忘れて自分たちの世界に浸っていた。
「無事に両想いになれておめでとう、A。」
『も、もう!からかわないでよ、アスナ!!』
「おーいッ!!」
Aがアスナをぽかぽかと軽く叩いていると、遠くからトウリの声がしてきた。
「と、トウリ君!?どうしてここに?」
「3人の位置をマッピングしてみたらみんな同じ場所にいるから何かあったんかな〜って思って。」
「もう終わった後よ、残念でした。」
「な、なにがあったんだよ!」
「それは後で詳しく話すわ。さ、街へ帰りましょう。」
そう言って、私たちは街へと帰って行った。
――――
アスナとトウリは空気を読んで2人で61層のアスナの部屋に、私とキリトは私のプレイヤーハウスの22層のログハウスに来ていた。
夕食は私が作ったシチューを二人で頬張り、満腹になったところで二人でそういう雰囲気になり、ベッドに移動した。
「い、いいんだな、A…。てか、できるのか…?SAOの中で…」
『何回確認すればいいのよ、トウリみたいなことはやめてよ。いいの、もう決めたの。それに、それは…、その…オプションメニューのすっごい深いところに≪倫理コード解除設定≫ってあるの…。』
「その…、Aは経験がおありで…?」
『バカッ!ある訳ないでしょ!!』
そう言いながら私とキリトはその晩、初めて繋がった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 112人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
うんピー(プロフ) - うわっ！懐かしい！！更新頑張ってください！よくぞ帰ってきた！ (2019年3月27日 2時) (
レス) id: ee3d0bab79 (このIDを非表示/違反報告)
エリ - 第三幕、来ましたね！ この先のキリトと夢主の関係が楽しみです！！！ (2018年10月10日 15時) (レス) id: 5fdd381c1c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：黒豆 | 作成日時：2018年10月4日 18時
