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「ギルドを全滅させたのは、俺だ。ビーターだってことを隠してなかったら、あの時トラップの危険性を納得させられたんだ。
みんなを…サチを殺したのは、俺だ…。」
そんな風に自分を責めるキリトにAは近付き、キリトの両頬に手を添えて顔を上げさせた。
『私は死なないよ。だって私は君を守るほうだもの。』
そう言ってAはゆっくりとキリトの頭を自分の胸に引き寄せ、抱き締めた。
――――2024年、10月23日
第55層、グランザム
『訓練?』
「そうなの。ほんの数分前に出かけて行ったのよ。」
私が血盟騎士団のアスナの元へと訊ねた時にはキリトはいなかった。
『アスナ、一緒にここで待っててもいい?』
「いいわよ。今キリト君の位置情報を……ッ!!」
『どうしたのアスナ?』
「A、ついてきて!詳しくは走りながら伝えるから!!」
『う、うん!』
アスナはメニューウィンドウを弄っていたかと思えば血相を変えて椅子から立ち上った。
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うんピー(プロフ) - うわっ!懐かしい!!更新頑張ってください!よくぞ帰ってきた! (2019年3月27日 2時) (レス) id: ee3d0bab79 (このIDを非表示/違反報告)
エリ - 第三幕、来ましたね! この先のキリトと夢主の関係が楽しみです!!! (2018年10月10日 15時) (レス) id: 5fdd381c1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒豆 | 作成日時:2018年10月4日 18時