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その後もモンスターとエンカウントすれば、モモとキリトが軽くあしらい、シリカが最後を決める。というルーティーンで狩ってきた。
「ここに蘇生の花が…」
『うん、この丘の先に…』
そう言い終わる前にシリカは丘の先へと駆け出していた。
後を追うと、そこにはゆっくりとした動作で花を咲かせたプネウマの花があった。
「これでピナが生き返るんですね…！」
「『ああ/うん』」
「良かった…」
「でもここら辺はまだ強いモンスターが多いから街に戻ってから生き返らせよう？
ピナだってその方がいいだろ」
『折角蘇生できたのにまた危険に晒すのは可哀想だものね。』
「はい…！」
その後何事もなく主街区までの道のりを戻っていると…
石橋の上でモモが上機嫌のシリカの肩を掴んで止めさせた。
「モモちゃん…？キリトさん…？」
2人のただならぬ雰囲気に困惑の表情で見つめるシリカ。
「そこで待ち伏せてる奴、出て来いよ。」
さくさくと草を踏みしめる音を鳴らしながら木の影から出てきた人物にシリカが声をあげた。
「ろ、ロザリアさん!?」
「あたしの隠蔽(ハイディング)を見破るなんて、なかなか高い索敵スキルね、剣士さんとお嬢さん。
その様子だと首尾よくプネウマの花をゲットできたみたいねぇ。おめでとう…。
じゃあ、早速その花を渡してちょうだい。」
雰囲気ががらりと変わったロザリアの様子にシリカはまだ困惑していた。
「な、なにを言ってるんですか！」
「そうはいかないな、ロザリアさん。」
『いや、オレンジギルド、タイタンズハンドのリーダー…と言ったほうがいいのかな？』
「へぇ…」
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作者名：黒豆 | 作成日時：2018年9月3日 11時
