この無慈悲な世界に能力で希望を【リレー小説】

お礼【鬼神 無黒/Mukuro444666】 ページ18

無「・・・ん・・・あ、あぁ・・・おはよ？
体、まだ、麻痺してるけど、マシ・・・杖・・・杖・・・あった。」
ど う や ら 、 自 分 の 体 と こ の 世 界 は 合 っ て な い よ う だ 。
無「手帳、ない・・・個人情報書いてあるのに・・・。」
『地獄の鬼の神。』
無「君たちが・・・？ありがと。」
『地獄の奴がこの世界に合うわけがない。』
無「・・・御礼しなきゃ・・・どうしよう・・・そうだ。」

無「・・・これは、理想。ボクの、理想。
御礼がしたいという、理想。
自由な御礼がしたいという、理想。
皆、受け取って！


花咲きふぶき！」
芝生には、一面の花が。
空からは、花びらが。
無「・・・受け取って、くれたかな。」
無「ねぇ、そこの、岩に隠れている君・・・さっきから、うるさいよ。」
無「・・・この杖、銃だから。」
無「ちょっと、遠くに行ってくる。」

無「杖は、銃に。茨の、銃に。
銃弾は、五寸釘に。
争い事は、遠くで起こそう。
争いの原因は、欲望なりて。」
無黒は、森よりも奥に歩いていった。

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