この無慈悲な世界に能力で希望を【リレー小説】

木の下で【神崎怜加/omizu】 ページ1

とある丘の本の下で、少年…いや、少女はあくびをした


怜「フワァァ…やっぱこの丘が一番だな。…現実逃避も出来るし」


フゥ、と怜加はため息をつく


この丘の本は、現実逃避が出来る


此処には、能力者以外誰も集まらないのだから


しかし、現実に目を向けろと、実に無慈悲であろ


弱肉強食で、とにかく全重視


もはや、貧乏で刀がないものは、この世界では不利な位置となる


怜「…僕の場合は恵まれてたよな…オークションを除いては」


能力者は、入口の一割しかいなくて、特別な存在


それに加え、不老不死という、万態な体


そのせいか、誘拐されてオークションに売り出されるなんて、当たり前


一部のものは脱法したりして、抜け出したらしいが


怜加の場合は、破壊したが


怜「…破壊したせいだよな…瞳が赤くなったの」


破壊…といっても、房総したのだ


そのせいで、左の瞳が水色から、赤となってしまったのだ


怜「まあ、新から見牧されないだけいいか」


そう呟き、玲花はゴロンとブサブサの芝生に横になった

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