三橋貴志の彼女になって隣に立ってます。【 今日から俺は！！ 】

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『 ...ぇ、？ 』



「 やっぱダメか、、 」



『 た、かし、、？ 』





確かに聞こえた。


たかし、と。





でもたかしってどのたかし？



私の幼馴染みの、貴志、、？






だとしたら三橋貴志で間違いなく私の幼馴染み。








『 ｯた、、ぅ”ｯ、、、 』



「 お、おい、大丈夫か？ 」





どうしてこのタイミングで。



いやだ、ちょっと待って。





もう少しで、思い出せそうなの。





あと少しで顔のモヤが取れるの。








耐えてよ、A。









『 貴志、？


...あなたの名前は、三橋貴志、、？ 』





痛む頭を抑えながら、必死に声を出して聞いてみた。



三橋くんは大きく頷いて、いつもの撫で方で私の頭を撫でた。





その瞬間、顔に掛かっていたモヤはゆっくりと消えて



大好きな人の顔がやっとわかった。







『 ...貴志、？ わっ、ちょ！貴志！？ 』



「 おま、おまえぇっ、、、 」




よしよし、と私の肩で泣いている貴志の頭を撫でた。



ごめんね、忘れてて。






『 やっと思い出せた。 』



「 おせぇんだよバカ野郎 」



『 貴志、ちょ、んっ！ 』






ふにっ、と触れ合ったお互いの唇。




貴志を久しぶりに感じたような気がして、変な感じだった。









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