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「は？泥棒？」
A「…はい」
「…え、何でまた、君みたいな女の子が…？」
もう焦燥や恐怖はないらしく、訳分からんって顔で彼は私に尋ねてきた。
A「…私、親がいなくて施設育ちなんですけど、高卒で働き先も見つからなくて…」
そんな事まで言うべきか迷ったけど、ヤケクソで明かしてしまった。
そんな私の話を真剣に聞いていた彼は、私が話し終えると、その真剣な表情のまま言った。
「……、警察には、連絡して欲しないんやろ？」
A「…はい」
「何でもする？」
A「…え？」
「俺が警察に連絡せえへんかったら、何でもする？」
彼が何を狙ってそう言っているのか、全く想像できなかった。
でもとりあえず、はいと答えると、何故か彼はニヤリと笑みを浮かべた。
「…ほな、俺の子猫ちゃんになってえや。可愛がったるからさ。そしたら、警察には絶対電話せえへんで」
A「……はい？」
「やから、君はとにかく俺の側で奉仕してくれてればええの！それか、警察に捕まるか。どっちがええの？」
A「それは…、その…」
「その、何？子猫ちゃん？警察？どっち？」
A「こっ…、子猫……ちゃん…」
「んふ、むっちゃ照れてるやんw」
最初は、意味がわからなかった。
でも背に腹は代えられない。
この一言から、泥棒だった私は、自分自身の身体を彼・大倉忠義に泥棒されたのだった。
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まいやん(プロフ) - 更新毎回楽しみしてますっ(^^) (2014年1月17日 18時) (
レス) id: 19396eebd4 (このIDを非表示/違反報告)
kurosora。(プロフ) - 泥棒子猫ちゃん、ついに脱走しちゃったか…(笑)このあと一体何処へ行くのか楽しみです！更新頑張ってください！ (2014年1月17日 10時) (レス) id: 893e585caf (このIDを非表示/違反報告)
Asuchan(プロフ) - 出て行ったー！笑まさかまさか、錦戸くん所に行っちゃうとか笑！←←ほんと面白いです！更新楽しみです (2014年1月17日 0時) (レス) id: 871a8bcd0b (このIDを非表示/違反報告)
yo-you - たちょ∞さん» ありがとうございます(^^)遂に移行です。そちらでも宜しくお願いします！ (2014年1月17日 0時) (レス) id: b7d759145f (このIDを非表示/違反報告)
たちょ∞ - 最新みました！この続きが、めっちゃきになります( *´艸｀)頑張って下さい！ (2014年1月16日 22時) (レス) id: fb89133d38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Yo-You | 作成日時：2013年12月28日 3時
