泥棒子猫ちゃんを飼い慣らす方法。*緑*

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*忠義side*



　



　
大「じゃあ行ってくるなー？」

A「はーい」



　
“はーい”やて、“はーい”！

何か新婚の夫婦みたいで、俺めっちゃ嬉しい！
　
やっぱり昨夜の情事で距離がかなり縮まったんやね。




　

　
そんな幸せ気分で楽屋へ入ると、既に殆どのメンバーが揃っとった。

今日はメンバー全員での仕事やねん。



大「おはよう！」

村「おはよーさん」

横「…むっちゃ元気やん大倉」

安「今日は亮もずっとニヤニヤしてるし、平和な日やなぁ」


　
　
やすがそう言うから、チラッと亮ちゃんの方を見ると、亮ちゃんは垂れ目の目尻を一層垂らして携帯をいじってた。

きっと彼女とメールかlineかしてるんやろ。



　
丸「亮ちゃん、今朝は機嫌ええなぁ！」

錦「おん！さっきな、メール来てん！ほら…」



一瞬俺の事をチラ見して、亮ちゃんは携帯の画面を丸ちゃんに見せた。

　

丸「あはっ、なる程〜！」


　
丸ちゃんはそう大袈裟に言って、やっぱり俺をチラ見した。



　



　

　
……何かある。



　
直感的にそう思った。

でも俺には何も思い当たる節がない。

不可解な気持ちのまま、俺は席に着いた。

まぁええか。

今日の俺には昨夜のAとの秘め事があるから、イライラしたりちっさい事を気にしたりせえへんねん。



　





　




　



　

……あ。

そう言う事か…！



　

　
俺は改めて亮ちゃんの方を振り返った。

相変わらずにやけ顔で誰かにメールを打ってる。

…けど、その相手……。

まさか、Aやったりせえへんよな…？



　

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