【相談事も受け付けます】もし○○を失えば【オリジナル】

もし表情を失えば ページ5

あの人たちは私が笑っていると嫌な顔をして舌打ちをする。


　



あの人たちは私が悲しんでいると嬉しそうにきゃっきゃと煩く騒ぐ。

　





　
そんなんだったら、私の表情なんて、消え失せちゃえばいいのに。









　


でもまって。

　

　 もし表情がなくなったら。



　 笑えないよ。

　


　 泣けないよ。


　

　
　 怒れないよ。



　 何も伝えられないよ。


　
　 心から溢れる気持ちをどこで表せばいいか、分かんないよ。


　

　 それに、









　 生きててつまらないよ。



　


表情がなくなれば気持ちを伝えれないね。






　

気持ちが伝えられなければ、悲しいね。

　




　

でも、悲しいとは表せない。



　


だって、表情がないんだもん


　



待ってね。これはたとえ話だから。



　


貴方の心なら、この文章がもし本当になったらどれだけ怖いか、わかると思う。


　


多分私はそんなことになれば誰にも会わないと思う。



　

無表情でつまらなさそうにいつもそこに面積だけとる私の体なんて、いらないよ。



　



感情があっても、それを表に出せないなんて、辛すぎるよ。

　




でも、貴方は違う。表情がある。


　


気持ちを出せる。


　


あの人たちが私を見て嫌な顔をするんだったら、私はうれしい。


　



だったら私は笑ってやればいい。怖くても、恐ろしくても、今はその少しだけの安らぎに、存分に心を浸してあげよう。



　

うん。そうしよう。


　


そうしていれば将来、大人になっても、おばさんになっても、おじさんになっても、おばあちゃんになっても、おじいちゃんになっても、



　



自分の感情と仲良く、素直でいられるから。



　





感情を素直に表に出せるのは一種の才能。









　


でもその才能は私達皆が秘めてる。









　

今、その才能を私と一緒に開花させない?



　




すぐになんて難しいよ。多分私もすぐにはできない。









　


でも、回数を重ねて、年月を重ねて。


　



　





　

そうしていけば、貴方の素敵な才能はきっと貴方のために、








　


貴方の幸せのために開花する。







　



そしてとびっきりの笑顔の花を咲かせよう?








　









　









大好きなあの人に見てほしいから。

　

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