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百二十四夜。 ページ25

ルベ「どうかね?那木A」



貴「私は大丈夫ですよ。元帥になれと言われるのであれば、元帥になります」



あっさりと答えたAに、リーバーやコムイは驚きを隠せないでいる



コムイ「Aちゃん、本当にいいのかい…?」



貴「いいんです。今よりもっと、皆さんを守れる、力になれるならば。本望です」



Aは笑顔で答えた



ルベ「ほぅ…。いい心がけだ」



貴「ルベリエ長官、この質問に拒否権はあるのですか?」



ルベ「いいや、ないが?」



貴「そうですよね。だからイエスと言ったんです」



そう言うAの目は、笑っていなかった



コムイ「(Aちゃん…強いな君は…)」



ルベリエは、クク…と笑った



ルベ「物分りが良くてよろしい」



貴「ありがとうございます」



ルベ「では、只今から元帥に任命します。那木元帥」



貴「ええ。元帥の方が何かと便利な事もありそうですしね」



笑顔で会話を続ける二人の背後には、黒いオーラが見える



リーバー「(二人ともこえぇ…)」



ルベ「それと、君のイノセンスについては検査をさせてもらいます」



貴「はい、どうぞ。話はこれくらいですか?私はそろそろ…」



席を立ったAに、ルベリエはもう1つ、と付け加えた



ルベ「私の有能な部下が近々、挨拶に来ると思うので」



その顔は、先ほどまでとは少し違う笑みを浮かべていた



何故、ルベリエの部下が挨拶に?



気になったがこれ以上話をしたくなかったので、追求はしなかった



ルベ「要件は以上。健闘を祈るよ那木A」



貴「…では、失礼します」



コムイ「Aちゃん…君は病み上がりなんだ。無理はしないようにね…」



貴「はい、ありがとうコムイさん」



バタン、と室長室の扉を閉める



Aと一緒にリーバーも室長室から出た



貴「リーバー班長」



リーバー「お、おう…どうした?」



貴「私もあの人、嫌いです」



リーバー「そりゃそうだろうなぁ。でもよくやった方だと思うぞ。怖気付きもせずに」



貴「怖がったら負け、と自分に言い聞かせてましたから」



リーバー「…本当に良かったのか?元帥のやつ、引き受けて。まだ17歳なんだ。無理にしなくても…」



貴「ううん、大丈夫。元帥になることに抵抗はあんまりないから。ただ、元帥って呼ばれることに違和感は少しあるけど」

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アストル(プロフ) - ひなこさん» ひなこさん、ありがとうございます!頑張りますね! (2016年1月7日 9時) (レス) id: debaada4f5 (このIDを非表示/違反報告)
ひなこ(プロフ) - 続編ですね! 応援してます、頑張ってくださいね! (2015年12月31日 17時) (レス) id: 15b40bf38f (このIDを非表示/違反報告)
ルリ(プロフ) - アストルさん» 続編!!みるみる!! (2013年9月16日 15時) (レス) id: 360407f22f (このIDを非表示/違反報告)
アストル(プロフ) - ルリさん» おk d(゚∀゚*) 続編に行ったよ!見てみてね! (2013年9月16日 15時) (レス) id: bba23fb03b (このIDを非表示/違反報告)
ルリ(プロフ) - アストルさん» よろしく~ルリでいいよー (2013年9月16日 11時) (レス) id: 360407f22f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アストル | 作者ホームページ:http  
作成日時:2013年9月1日 13時

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