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百十九夜。 ページ20

コムイの首根っこを掴み、笑いながらそう言ってくれるリーバーに、Aも微笑みながら返事をした



リーバー「もう熱はひいたのか?」



貴「熱?…ひいてるみたいです」



リーバー「そうか、安心した。クロウリーとAが一番ダメージ多そうだったからなぁ」



貴「そうだ…クロウリーはまだ眠ってるんですか?」



コムイ「身体を酷使した戦い方をしたみたいでね…当分は昏睡状態だろうって婦長は言ってたよ」



貴「そうですか…。でもまぁ、無事で良かった…」



その時、コムイがリーバーにコソコソと耳打ちを始めた



少しして、リーバーは少し照れながらAを抱きしめる



リーバー「なんかよく分からないが、室長が言うもんだから」



コムイはピースマークを作って、こっちを見ていた



あの時の話、しっかり覚えていてくれたんだ…



Aはまだ少し戸惑っているリーバーを抱きしめ返した



貴「心配かけてごめんなさい。ちゃんと帰ってきたよ」



リーバー「あぁ。本当に、皆無事に帰ってきてくれて良かった」



リーバーはAの頭をポンポンと撫でてから体を離した



コムイさんもリーバー班長も、優しいお兄さんのような安心感がある



リーバー「じゃ、俺はこれで失礼します。室長、ちゃんと仕事やってください」



コムイ「はいはーい。多分ね」



リーバー「多分じゃダメなんすよ。Aも、まだ安静にしとけよ」



貴「はい。リーバー班長もたまには寝てね」



リーバー「そこの巻き毛がちゃんと仕事してくれたら寝れるんだけどな」



ぎくっと肩を揺らしたコムイは、リーバーの背中を押して病室から追い出した



コムイ「ふぅ。…ところでAちゃん」



先ほどまでとは異なり、真剣な顔つきでコムイは言う



コムイ「ヘブラスカのところに行かなきゃならないんだけど、行けるかい?」



イノセンスが変化したからだろう



私自身も詳しいことを知りたかったので丁度良かった



貴「…体がちょっと重いですが大丈夫です。歩けますよ」



コムイ「良かった。きつい時は遠慮せずに言うんだよ。…それじゃあ、行こうか」



そう言って資料をめくるコムイさんの顔が少しだけ、苦味を潰したように歪んでいた



貴「(何か…あったのかな…)」



疑問に思いながらも、Aはコムイの後を追ってヘブラスカの間へ急いだ

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アストル(プロフ) - ひなこさん» ひなこさん、ありがとうございます!頑張りますね! (2016年1月7日 9時) (レス) id: debaada4f5 (このIDを非表示/違反報告)
ひなこ(プロフ) - 続編ですね! 応援してます、頑張ってくださいね! (2015年12月31日 17時) (レス) id: 15b40bf38f (このIDを非表示/違反報告)
ルリ(プロフ) - アストルさん» 続編!!みるみる!! (2013年9月16日 15時) (レス) id: 360407f22f (このIDを非表示/違反報告)
アストル(プロフ) - ルリさん» おk d(゚∀゚*) 続編に行ったよ!見てみてね! (2013年9月16日 15時) (レス) id: bba23fb03b (このIDを非表示/違反報告)
ルリ(プロフ) - アストルさん» よろしく~ルリでいいよー (2013年9月16日 11時) (レス) id: 360407f22f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アストル | 作者ホームページ:http  
作成日時:2013年9月1日 13時

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