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百十一夜。 ページ12

クロス「っと、助けに行く前に一つ言っとくぜ」



貴「なんですか?」



クロス「暴走したノアを倒すって面倒くさいんだよ。だから、お前には俺の援護をしてもらう」



貴「…はい」



クロス「なんだよその嫌そうな顔は…」



じとっとクロスを見ていると、真上から何かが落ちてきているのに気付いた



貴「…クロス、そこ危ないですよ」



クロス「あぁ?…なんだこの汚ねぇガキは」



クロスが掴んだのはアレンの足。
宙ぶらりんになりながらも、アレンはそこにいるAとクロスを見て嬉しいような嬉しくないような、複雑な顔をしていた。



アレン「A!?と…師匠…お、お久しぶりです…」



クロス「なんだその嬉しそうな顔は。落とそうか?」



貴「ちょっ…アレンも怪我してるんだから乱暴しないで下さい」



クロスの対アクマ武器に乗り、塔まで戻ってきたA



ラビ達は何事かと驚いている



リナリー「Aと…クロス元帥…」



貴「早いところティキを止めましょう」



クロス「わーったよ。それにしてもアレン…お前ボロボロだな。ほら…」



貴「えっ」



アレン「えっ」



クロスはアレンに手を差し伸べた



普段からは考えられない優しい行動に二人は呆然としている



ついにクロスも優しくなったのか…



アレン「あっ、は、はいっ。すみませ…」



クロス「おぅらっ!」



その手を掴んだアレンを、クロスは先ほどのスカルのようにリナリー達のところにぶん投げた



アレン「うわぁぁっ!」



前言撤回。優しくないところは変わってない。



貴「さっきあれほど言ったのに!!」



クロス「汚ねぇんだよ馬鹿弟子が。オラ、そこにいる赤毛もあっちいけ。美しいもんは傍に置いてやるが汚ねぇのは俺に近づくな」



ラビ「ひ、酷い言われようさ…」



Aは目の前にいるティキを改めて見る



正気を保っていない。本能のまま動いているようだ



そんなAの気持ちを悟ってか、クロスは対アクマ武器の鎖を解きながら言った



クロス「ノアにのまれてるみてぇだな。一族の名が泣くぜ?」



聖母の柩限定――――解除!



クロス「お前らにはしばらく退席してもらう」



『聖母ノ加護』が発動されると、綺麗な旋律の賛美歌が流れ出す



貴「マリアはいつ見ても綺麗ですね…」



クロス「まぁ、俺が選んだ女の屍だからな」



ラビ「屍!?それって禁術なんじゃ…」



アレン「…師匠は異例でマリアを所持してるんです」

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アストル(プロフ) - ひなこさん» ひなこさん、ありがとうございます!頑張りますね! (2016年1月7日 9時) (レス) id: debaada4f5 (このIDを非表示/違反報告)
ひなこ(プロフ) - 続編ですね! 応援してます、頑張ってくださいね! (2015年12月31日 17時) (レス) id: 15b40bf38f (このIDを非表示/違反報告)
ルリ(プロフ) - アストルさん» 続編!!みるみる!! (2013年9月16日 15時) (レス) id: 360407f22f (このIDを非表示/違反報告)
アストル(プロフ) - ルリさん» おk d(゚∀゚*) 続編に行ったよ!見てみてね! (2013年9月16日 15時) (レス) id: bba23fb03b (このIDを非表示/違反報告)
ルリ(プロフ) - アストルさん» よろしく~ルリでいいよー (2013年9月16日 11時) (レス) id: 360407f22f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アストル | 作者ホームページ:http  
作成日時:2013年9月1日 13時

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