Piano ～for four hands～ (ページ10)

今日:5 hit、昨日:11 hit、合計:65,743 hit

１０ページ10

JJ「ここで会えるなんて思ってなかった。」

YC「この店。よく知ってましたね？」

A「明美さん・・・。あ、私のマネージャー。

彼女に連れて来てもらったんです。だから初めて来ました。」

JJ「そうなんだ。この店。隠れ家だからたさ。マスコミ関係にも秘密だし。ゆっくり飲むにはピッタリ。」

YC「酒も美味いっすよ！」

二人共、パーティーの時とは違ってラフな服装。

ジーンズに、シャツ。

それだけなのに、格好良い。

きっと、メイクもしてないからスッピン。

それで、この整った顔。女の人を虜にするのも納得できる。

JJ「何か、俺たちの顔に付いてる？」

A「ううん。二人共整った顔してるなって。」

YC「改めて言われると照れることばだね。」

マスター「失礼します。盛り上がってますね。これ、いつもの。

あと、これはAさんから。」

JJ「まっじで！！お腹すいてたからスッゲーうれしい。」

YC「俺たちの好きなものよく知ってたっすね～」

A「マスターに聞いてみたの。今夜の共演のお礼です、喜んでもらえて良かった。」

テーブルにはいつもの酒と。俺達だけの裏メニュー。

俺達が喜ぶ顔を見て、嬉しそうに笑うAさん。

あの会場での営業スマイルではなく、純粋に喜んでる。

JJ「じゃあ、俺たちの出会いに。乾杯♪」

♪

YC「うっは～。美味しっ♪」

JJ「今夜の酒は最高！明日はやっすみだし。あっは。もう、今日か。」

A「美味しいお酒と、素敵なお店と、素敵な男の人。確かに最高♪」

Aさん、酔ってる？

ふっつーに、俺たちのこと素敵な男性とか。社交辞令？それとも天然炸裂？

JJ「あのさ。Aさん、嫌だったら答えなくていいし、聞くこと自体失礼かもだけど。
年、聞いてもいい？」

A「失礼じゃないよ？えっと。○○歳。」

JJ「あっは。俺と同い年。」

YC「先輩っすね。」

A「そうなんだ～。堅苦しいの苦手だから、敬語やめても良いですか？」

JJ「もちろん。」

YC「俺は？」

A「もちろん♪」

大した会話をするわけじゃないけど、なぜか面白くて。

音楽の話や、お酒の話。今日のパーティーに来ていたあの人には気をつけたほうがいいとか。

そんな会話をして盛り上がった。