Piano ～for four hands～ (ページ41)

今日:3 hit、昨日:11 hit、合計:65,741 hit

41 ページ41

Aに案内されて入った家の中。

見た目同様、洋館で、内装もアンティークで。まるで映画に出てくる建物みただった。

リビングに通されると、コーヒーの良い香りが漂っていた。

A「みんな適当に座っててね。」

キッチンに消えてから、コーヒーを運んできてくれた。

コーヒーカップも、ソーサーも。アンティークで有名な○○じゃん。

Aも席に着いて、全員そろう。

東方マネ「Aさん。明美さん。今回は本当にありがとうございます。」

明美マネ「いえ。こちらこそ、コンサートのゲストにも呼んで頂いて光栄です。」

東方マネ「ご迷惑おかけしないように、事務所からもフォローありますので、よろしくお願いします。」

明美マネ「こちらこそ、よろしくお願いします。」

完璧に仕事な雰囲気。

その場の全員がお互いに立ち上がって挨拶をしている。

その光景を見て最初に耐えられなくなったのは・・・

明美マネ「も～。みんななんなの。
さ、挨拶はコノくらいで、リラックスして。Aのコーヒーは美味しいから。」

全員が着席して、一斉にコーヒーを一口。

JJ「まっじで。超おいし。」

明美マネ「でしょ～。料理は普通だけど、コーヒーは最高だから。」

A「料理はね。コーヒーも自分が好きだからなだけで、プロと比べないでね。
好みがわからなかったから、飲みやすい豆を選んでみたの。
リクエストがあったら、今度から、それぞれに合わせるから。」

YC「普通な料理も気になるけど、確かにこれ最高っすよ。」

JS「うん。普段コーヒーあまり飲まないけど、これは美味しい。」

CH「色々豆があるなら試してみたいですね。」

YN「僕はこれ結構好きかな。」

A「うん。なんでも言ってね。」

それから、東方マネから色々と注意点の再確認。

あとは、スタッフが荷物を全て運び終えて、一段落。

全て終了したのでと帰ろうとするスタッフにも、コーヒーを出して。

A「ゆっくりしてから、帰ってくださいね。ありがとうございました。」

と深々と頭を下げてから。こちらにくるっと向きを変えて。

A「じゃぁ、これから案内するね。」

と、俺達に微笑んだ。