Piano ～for four hands～ (ページ35)

今日:10 hit、昨日:0 hit、合計:65,737 hit

３５ページ35

ご飯も終わって、ティータイム。

明美マネ「そうそう。Aにお願いがあるんだけど・・・」

A「やっぱり。だって、ここのケーキを買ってくるときは何かあるから。」

私の大好きなチーズケーキ。

これがあるときは何かある。

明美マネ「バレてたか。実は、ジェジュンのスキャンダルが明日の週刊誌に載るの。
事務所にも色々事情があるらしくて、今回は記事を消せなかったらしいんだよね。
で、ただの女友達との写真だからどうでもいいって本人言ってるらしいんだけど。
彼らの人気ぶりだとそうもいかなくて。宿舎もかなりまずいから・・・
Aの家。ここにしばらくかくまってほしいとか。」

あは。っと笑って誤魔化すマネ。

A「逆にそれはまずいのでは？」

明美マネ「あら、冷静ね。」

A「う～ん。彼らの人気ぶりを知っちゃったから。迷惑はかけないでおこうと誓ったの。」

明美マネ「そうか。。。じゃ。この話は断る？」

A「・・・」

明美マネ「続きもあってね。
事務所は、Aの家なら部屋も多いし。
スタジオにもなってるし。防犯もしっかりしてるし。とか色々。
丁度、家に行ってもいいかとかそんな話もしてたから。
曲作りに集中もできるしって。
実は、彼らのコンサートのゲスト出演決定しました！」

A「いやいや、いったいなんの話？」

明美マネ「スポンサーからのお願いみたいで。断る余地無し。
そんな絡みもあってね」

A「そういうことね。。。彼らが良いなら、私は良いけど。」

明美マネ「じゃ、AはOKってことで連絡するから。」

大人の事情か。

東方神起とは共演したいと思っていたけど、こんな形でとは。

しかもコンサートに出演って。

無名の私が？

これから何が始まるのか検討は付くような付かない様な。

操り人形にはなりたくないけど、ある程度は会社に雇われている身。

立場ってものもあるし。

はぁ。