Piano ～for four hands～ (ページ33)

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撮影は順調。

それなのに、俺の衣装だけサイズを間違えたとかで１シーン取ることができなかった。

だから、俺だけ後日。

はぁ。今日は早く上がれるけど、次の予定が詰まるのに。。。しょうがないんだけどさ。

衣装スタッフ「本当に申し訳ありません。」

YC「いいよ。しょうがないし。大丈夫だから。」

衣装スタッフ「本当に、もうしわけありませんでした。」

今にも泣きそうな顔で謝まりながら部屋を出ていくスタッフ。

泣かれても、こっちが悪いみたいになるし。。。

俺は精一杯の作り笑顔で、女性に手を振った。

JJ「ユチョン。流石演技派。笑顔が素敵！」

YC「も～。茶化さないでよ。」

YN「まぁ。今日は早く終わったし。」

YC「泣くのは反則っすよ。」

メンバーは俺の対応を茶化すし。スタッフは申し訳感がハンパないし。

だったらちゃんとチェックしてくれと思う。

こんな時、怒るに怒れないし。

まだ、スケジュールに余裕があるから耐えられるけど。

一昨日だったら顔に出てたな。

マネ「今日は終わり。お疲れ。ビルの前に出待ちが多いから。裏から出るぞ」

廊下にでて、窓から入口を見ると女性沢山。警備員が女性を帰し始めていた。

どこにいても直ぐに広がるネット社会。

日本だから、まだマシかな。

ファンがいるのはありがたい反面。

もう少しプライベートが欲しいとか思ってしまうこともある。

俺たちも普通の人間だから。

恋人が出来ても情報が多すぎて、何を信じれはいいか分からないと噂に流される人もいる。

結局、俺より噂を信じて別れることもある。

今は恋人より、安らげる環境が欲しいのかも。