Piano ～for four hands～ (ページ18)

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A「あの～。どこに行くんですか？」

みんながじゃれてるところにAの綺麗な声が入ってくる。

YC「ちょっと郊外までドライブして、買い物かな？」

A「パパラッチとか大丈夫なの？」

JJ「あ～。これから行くところ。リニューアルするから今日から休みに入るんだよね。
貸切だから心配しないで？」

A「貸切！？」

YN「アウトレットなんだけど、ゆっくり過ごすにはいいよね。
空気も綺麗だし、お店多いし。」

JS「そうそう、ドッグランとかあるしね。」

CH「ジュンスは走るんですか？お？」

JS「ちっがうし！！」

A「みなさんって、、、本当にすごいんですね。」

JJ「たまたまウチの社長と、向こうの社長が知り合いだからね。
俺達なかなか買い物とか、自由に動けないから。」

そう言ったジェジュンの瞳は笑っている口元とは裏腹に、少しだけ寂しそうだった。

きっと、忙しい彼らにはプライベートなんてないんだろうな。

私は芸能界にいるけど、そこまで激しいファンとかはいないから気楽だけど。

人気グループとなるとすごいんだろうな。

そういえば彼らのこと全然知らないな。

帰ったら、調べなきゃ。

車の中では、何を買うとか。何を食べるとか。

とにかく話が尽きることはなくて、、、

時々、彼らの歌を歌ってくれた。

どれもすごく素敵で。聞き惚れる。

こういう時、楽器が無くても人を楽しませることができる歌って素敵だなって思う。

CH「あっ、次のサービスエリアに寄って下さい。」

YN「何かあるの？」

CH「有名なソフトクリームがあります。」

JS「よく知ってるね。」

CH「皆さんとちがって、ちゃんとネットで調べてきましたから。」

なんでも、目的地が決まってからネット色々調べて、おすすめスポットとか食事の予約とか。

全部やってくれたうちのマンネ。

CH「はぁ。これだから、僕がしっかりしないと。」

YN「さすが、チャンミン～。」

CH「あ～。抱きつかないでください！！」

JJ「ちょっと、後ろうるさい！！っていうか、あとで席交代！」

みんなの仲のいい姿は本当に微笑ましくて。

こっちまで幸せな気分になった。