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御幸「A、中学の頃胸がなさすぎて鳴にまな板だのなんだの言われてたのにな」
栄純「御幸先輩、Aの胸がないから男と間違えたんじゃないんですか?」
御幸「そういうわけじゃないけど…」
栄純「今はもうまな板どころの話じゃないっすよ!」
本人不在の中胸の話をひたすらしまくる栄純と御幸
まさか後ろにとてつもなくデカい怒りのオーラを放ってるAと真顔で聞いてるナベがいるとは思ってないだろう
渡辺「御幸、沢村」
御幸「!?」
沢村「!!」
咳払いをして2人を呼んだナベの声に反応し急に黙り込み
ゆっくりと後ろをむくとそこには当然……
A「誰が結構あるって?そしてさっきまな板っつったなおい」
御幸「めっちゃ怒ってる」
栄純「先輩が過去をほじくり返すから…!」
A「女の価値は胸だけじゃないんですけど」
今まで見たことないくらい怒ったAが仁王立ちで立っていた
しかもいつも笑ってるのに対し、超冷たい顔
もう完全に今のAの目は汚いものを見る目
栄純「俺、あの目知ってますよ本気でブチギレてる人の目です御幸先輩もキレた時あんな感じでした」
御幸「え、マジで?俺あんな怖い顔してるの?」
栄純「そしてあの上から見下ろす感じ、マウンドでの成宮さんですよ!あんたらに悪影響されまくってあんな感じになったとしか」
御幸「悪影響受けたかは知らねぇけど確かにあれは鳴と同じだな」
よくAは怒るとマウンドに埋めるだのなんだの言って脅してくるタイプ
もちろんそんなことはしないのだが
今なら本気でやってきそうな気がするし金属バットが近くにあったら殴りに来そうで
いやでも背筋がピンとする。
御幸「いや…ほら、今はまな板卒業してんだろ?この話なしにすっからそう怒るなよ」
A「…………まな板には触れないでください刻みますよ」
御幸(めっっっちゃ数年前の話を根に持ってんじゃねーか!)
A「まぁでも御幸先輩は現場にいなかったんで許します」
数年前のまな板というあだ名のようなものはAにとって地雷そのものだった
始まりは鳴と御幸だし、この2人がまず最初にやらかした戦犯。
A「問題は…」
ちらっと自分の胸を見たあと栄純を見たA
その顔はまだちょっとだけ不機嫌。
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マリイ - 丹波さん好きだけど小説無いんで丹波光一郎の小説も書いて欲しいです (2020年8月15日 16時) (携帯から) (レス) id: 82a6cba0ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちあき | 作成日時:2020年8月2日 12時