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こういう時、恐れ知らずの馬鹿は強い
元捕手であり元二塁手でもあるAはまるで球を投げるようにカゴを投げつけ
見事偶然にも脱衣所に入ってしまった栄純と降谷の頭にぶつける
栄純「カ、カゴ!?なんでそんな怒んだよ!!」
A「今から首をはねる!!そして記憶を抹消してやるから待ってろ!!バカ!!」
栄純「なんかよくわかんねぇけど早く出るぞ降谷!!」
がっつり胸を見ておいてそれはないと怒り狂ったAはとりあえず色んなものを投げつけ
2人を脱衣所からなんとか追い出した
2人にとって何ともなくても、女の子であるAにとっては衝撃的すぎる。
A「む、胸…胸がぁ………」
追い出した瞬間冷静さを取り戻したAは
力が抜けたかのようにその場にヘタヘタと座り込み自分の胸を見つめた
かつて鳴に「断崖絶壁」「壁」「まな板」と笑われた胸はそれとは遠いものに。
A(とりあえず……もうなんか疲れた)
自分もさっさと着替えなかったのが悪い
そして物を何でもかんでも投げるのもどうかと思うと心の中で反省しつつ
Aは静かに服を着た
でもやはり胸を見られたことがほんの少し、思ってたよりもショックでぶっ倒れそうだった。
そしてその頃脱衣所の外では……
金丸「俺らも一緒に入っちまったもんだから言えた立場じゃねぇけど…お前はほんと馬鹿だろ」
東条「デリカシーの欠片もなかったね…」
春市「僕達の確認不足もあるからみんなで謝らないと」
ボッコボコにされた栄純とAを怒らせてしまったとしょんぼりする降谷が正座中
ちなみに降谷はAが栄純に投げた物の流れ弾を食らった。
栄純「いや普通あんなの見たら言っちまうじゃねーかよ!きっと御幸先輩ならもっとやばいこと言ってたぞ!!」
御幸「え、なになに?俺の事呼んだ?」
栄純「ほら見ろ!Aが関係するといつも出てくる!!」
降谷「呼んでないです、今脱衣所に行ったら御幸先輩もボコボコにされますよ」
風呂に入ろうと思ったのかぞろぞろ来る2年生数名
その中には騒ぎを聞きつけたのか、慌ててきた者も。
御幸「お前らなんかしたの?」
栄純「脱衣所で事件が起きました」
降谷「鼻血出てるけど大丈夫…?」
栄純「降谷、これは思い出し鼻血だ」
降谷「意味わかんない」
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マリイ - 丹波さん好きだけど小説無いんで丹波光一郎の小説も書いて欲しいです (2020年8月15日 16時) (携帯から) (レス) id: 82a6cba0ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちあき | 作成日時:2020年8月2日 12時