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早朝の青心寮 5号室に響く目覚まし時計の音

しばらくしてから栄純が目を覚ました






栄純「はっ…!!もうこんな時間……っ」

栄純「か、身体が動かん」






目覚まし時計を止めるよりもまず先になんとか重い身体を動かし









栄純「倉持先輩起きてますか!?」







上のベッドで寝ているであろう倉持に声をかけるために覗き込んでみると…







倉持「うるせーな、起きてるよ」

栄純「いつの間にかユニフォームに着替えて二度寝を楽しんでいる!?」







栄純が起きた時間も朝の5時半とかなり早いのにそれよりも早く倉持は起きていたようだ

それも寝る時の格好ではなくちゃんと練習用のユニフォームにばっちりと着替えている

ちゃんと寝つけなかったのか、それとも早く起きてしまったのか一番乗り。









倉持「早く着替えろよ…ヒヒヒ」

栄純「ズルいぞ!!」









もう季節はすっかり真冬 12月24日

地獄の冬合宿が幕を開け、この日は2日目

全員死ね!と某先輩に言われた過酷な練習内容の冬合宿

夏も夏でキツかったが冬もかなりキツイ。









栄純「何時起き?」

A「4時半」

栄純「はやっ…眠くねぇのかよ」

A「眠いけど動いてれば眠気飛ぶし」








1日目の時点でかなり身体に負担がかかった

現に栄純は朝起きた時点で身体が上手く動かなかったしいつもの練習より過酷なのが伺える

みんなが早起きをする分、倍準備に時間がかかるAはもっと早く起きなければならない。









A(純さんや亮さんに聞いてはいたけど、正直ここまで過酷な合宿とは…)

A(こりゃ純さんもみんなで死ねとか言うよ)








秋大の最中、冬合宿の過酷さが話題になり

この地獄の日々をもう既に体験していた3年生や2年生達は

まだ何も知らない1年生の頃が楽だっただとかなんとか遠い目で言っていた

確かにこれは出来れば知りたくなかったかもしれない。









A(6時からランニング…しかも距離は長いし寝起きでこれはしんどいよなぁ)








起きて、着替えて、即ランニング

さすがは強豪校の合宿と言うべきか、朝から容赦ないスタート

Aがチラッと同級生たちの顔を見ると

1日目でこれでもかと言うくらい地獄を見たみんなの目は見事死んでいた。









A(もしこれを自分がやると考えるとゾッとする…)







最終日にはみんなどうなっているのだろう。

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設定タグ:ダイヤのA , 沢村栄純 , 御幸一也   
作品ジャンル:アニメ
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マリイ - 丹波さん好きだけど小説無いんで丹波光一郎の小説も書いて欲しいです (2020年8月15日 16時) (携帯から) (レス) id: 82a6cba0ff (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちあき | 作成日時:2020年8月2日 12時

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