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倉持「邪魔するヤローは全殺し」
「「「全殺し」」」
倉持「ナメてるヤローはフルボッコ」
「「「フルボッコ」」」
勝ちにとことん貪欲なチームから
邪魔する野郎も舐めてかかる野郎もとにかく全てフルボッコにするチームへ
監督の顔はパッと見ヤ○ザだし、真面目にそういう場所だと勘違いしそうになる。
A「心配いらなさそうだね」
御幸「もうこれ完全に別チームじゃねぇか」
A「あははっ、まぁいいんじゃない?キャプテンがいなくても自立できるチームは当たり前じゃないしね」
御幸「そうだけどあれなんも知らない人からすればただのそういう集団だろ」
練習も当然不参加、神宮大会も出場できず
ベンチからも外された本来のキャプテン御幸はフルボッコだの全殺しだの物騒なことを口にするチームを前に
ただただ真顔だった。
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渡辺「これだとコースもわかるし本当すごいよ!」
食堂内にいる2年生ナベと御幸と夏川と梅本
普段なかなか見かけない珍しい組み合わせな気もするが
4人は梅本の記録したスコアブックを囲んでいた
ナベも絶賛する出来だがこの男は……
御幸「んーでもまだ貴子センパイに比べたらまだ読みずらいよ、もっと言うと少しだけAの方が上手いかもな」
梅本「そうかな…やっぱり…」
夏川「さっちん負けないで!」
御幸「うん」
お世辞のおの字もなく、容赦なく言い切った
貴子先輩ならともかくAまで出してくるあたり本当に遠慮がない
それを直接Aにも言ってあげればいいのに本人がいない所でいつもこれだ。
梅本の表情は若干引きつっている。
梅本「てか、Aのことこういう時に褒めるの勿体ないよもっと日頃から褒めてあげればいいのに」
御幸「えー、なんかやだ」
夏川「御幸くんに褒められたら多分喜ぶんだろうなぁ」
Aのことを褒めるのは苦手というか、面と向かって言うのは未だに照れがある
でもちゃんと心の中では褒めてるし認めてる節はあるのだ。
梅本「どうだったの?初めてスタンドから観た試合」
御幸「まぁ…いつもと違うし面白かったよ」
渡辺「でもやっぱ物足りなかった?」
それはそうと御幸は先日の試合で初めてスタンドから試合を観た
それはそれで面白かったらしいのだが…
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マリイ - 丹波さん好きだけど小説無いんで丹波光一郎の小説も書いて欲しいです (2020年8月15日 16時) (携帯から) (レス) id: 82a6cba0ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちあき | 作成日時:2020年8月2日 12時