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シニアで野球をするようになってからは

ほとんど鳴の家族、成宮家から写真を貰っていた

だから家には1枚も母親が撮った写真があると思ってもいなかったのに

まさかここで出てくるとは予想外。









A「次のページもシニアの頃だ」

降谷「キャッチャー…」

栄純「Aの母さんめちゃくちゃ見に来てくれてたんじゃ?」

A「でも…ほとんど仕事で見に来れてなかったはずだし来なくていいって言ってたのに」









キャッチャーマスクを外し

何やら指示を出してるようにも見えるAの写真

イキイキとしていて今とは違った雰囲気がある

Aは母親には仕事に行っていいからと自分の練習を見に来て欲しいと思っても強請ったりはしなかった

それなのに写真は存在している。









A「まさか…忙しい仕事の合間に毎日?」

A「だって、忙しいって、行けないっていつも言ってたのに」








"正捕手になったと嬉しそうにしていた"

"誰よりも小さいのに負けずに頑張ってる"

"点を決めた時に嬉しそうに笑ってた"

母親の言葉ひとつひとつがAの涙腺を次々と刺激し続け

頑張ってないと涙がこぼれ落ちそうだ。









栄純「次、最後の2枚」

A「また…シニアの頃」









最後の2枚

そこにはまたバットを構えるAと

キャッチャーとしてのAと姿が。

やっぱり完璧に試合や練習に定期的に来ていたことになる。









A「なんで……っ……見に行けないって、言ってたのに……!!」

A「見に来てたなら言ってくれてもよかったのになんで…!!」









母親は仕事を頑張ってる

だから練習や試合を見に来いなど言えるわけがなく

来てくれる暇があるならぐっすりと寝て休みを確保してほしくって

Aは母親に頼み事などしなくなった。









栄純「ずっと見てたんだろ、お前がちゃんと頑張ってるところ」

A「教えてくれたら私…もっと色々話したりしたのに、なんで肝心なこと言わないの」








今更になって後悔する

ここで打っていたらもっといい所を見せられた

もし別の日に、もっと早く誘えていたら母親は事故死しなくて済んだと

悲しくて、寂しくて、だんだんと涙が溢れアルバムに落ちていく

それよりも大きいのは─









A「やっぱり嬉しいや」

A「お母さんが…大好き…」








母への深い感謝の気持ち。

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設定タグ:ダイヤのA , 沢村栄純 , 御幸一也   
作品ジャンル:アニメ
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マリイ - 丹波さん好きだけど小説無いんで丹波光一郎の小説も書いて欲しいです (2020年8月15日 16時) (携帯から) (レス) id: 82a6cba0ff (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちあき | 作成日時:2020年8月2日 12時

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