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結果ストライク バッターアウト、空振り三振となった
A(ワンアウトランナー2塁、ランナー出てるけど大丈夫)
攻守交代し薬師の攻撃
ランナーを出しているものの川上は初回同様、調子を崩すことなくピッチングをすることが出来ている
A(ツーアウトランナー3塁どちらかというとこっからが大事ですよ、ノリ先輩)
打順はここから三島、轟とクリーンナップ
大事なのはここから
御幸(轟には回さずここで切りたい…初球から勝負するぞ、ノリ！)
三島を相手に1球目2球目と投げる川上
相手からすれば全然甘い球が来ない状況、なかなか手出しができない
三島は最後に打ち返しライトへ飛ばすもののしっかりと守備に守られスリーアウトチェンジで攻守交代へ
倉持「ナイスピー！」
前園「いいぞノリ！！」
御幸「いいコースだけどもう1個分下でもいいぞ」
なんとか轟の前で抑えきれた青道
強打者の前にランナーをためないことは鉄則とも言える
4回の表 青道の攻撃
ワンアウトランナーなし打席には8番 川上が入る
純「粘るじゃねぇか」
亮介「あの荒れ球についていってるよ」
川上(投げてくるのはストレートだけなんだ、簡単に打ち取られてたまるか！)
1球目は打ち返し2球目は手を出さず
そして3球目でまた打ち返す
だが4球目…
A「ノリ先輩！！」
純「また顔近くかよ！！」
川上(これが1年の投げるボールかよ…！)
またしても顔スレスレ
御幸と同じく当たりそうになった川上が直前で倒れ込むように避け
雷市がすぐにマウンドから打席へ詫びに駆け寄った
やはり投げられるボールの威力は凄まじい。
A(5球目はボール、ノリ先輩もついていけてる頑張って…！)
ボールが当たりかけても
すぐに立ち上がり臆することなくバットを握りしめた川上
次からは6球目
川上(そうさ、すごいやつらはいくらでもいる)
川上(スポーツは残酷だ、努力だけでは越えられない壁…それは確実に存在する)
俺は持ってない
そんなこととっくに分かってた
それでも諦めきれなかった
なんの特徴のない自分に何が出来るか
見てるだけじゃなく、自分もこっちに来たかった
川上(ここで戦いたかった…！！)
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作者名：ちあき | 作成日時：2020年7月28日 22時
