検索窓
今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:20,393 hit

253 ページ14

.








A(ワンアウト満塁、アウト1つ取られたけどまだチャンスは残ってる)

A(頼みましたよ、ゾノ先輩)









打席には5番の前園

監督が前園と倉持に出した指示は…


"高めのボールは打ち上げないように気をつけろ"

"打球判断はお前に任せる"

"お前たち2人で点をとってこい"









A(雷市くんは予想のつかないピッチングをしてくる相手、チャンスの場面でしっかり得点をとらなきゃ…)

A(流れを完全に薬師に掴まれる)









打席に入り

バットを強く握りしめる前園

ここで流れを持っていけるかは前園にかかっていると言っても過言ではない









前園(らしくないこと言いやがって)

前園(チャンスで凡退していちいち謝っとったら俺はどれだけ頭下げなあかんねん)









先程の御幸とのやり取りで前園が感じたのは

みんなと同じ"らしくない"という気持ち

そしてこれをきっかけに倉持や白州、そしてAと同じように









前園(あのボケ、もしかして昨日のクロスプレーでどっか痛めとるんじゃ…?)








御幸の異変に気づき始める

前園だけでなく、他の部員たちも薄々と感じ始めていてもおかしくない。









倉持(転がせゾノ…!!)

倉持(転がせば絶対ホームに還ってやる!!)









5回の表 ワンアウト満塁

青道高校逆転のチャンス

注目の初球は大きく外れボール









三島「慌てんな雷市!!」

真田「ど真ん中でいいぞ!」









2球目はファール

ストレートしかないとはいえかなりコントロールが荒れている雷市の投げる球

全身の筋力を使って低く沈み込み投げ込んでくるだけに

高めはより浮き上がるように伸びてくる









前園(弱みを見せるようなやつやない、そんなこと分かってたはずやろ)

前園(どこまで鈍いんや俺は…!!)








─勝つことにはとことん貪欲でありたいと思います







思い出すのはキャプテンになったばかりの頃に御幸が最初に話した言葉







前園(あいつは最初からそう言っとったやないか)







─御幸にかかる負担は今まで以上に大きくなるんだ

─お前ら2人があいつを支えてやってくれないか






そして監督の言葉と衝突したあの時のこと









前園(その覚悟に気づいてやれんで何がサポートや、何が副キャプテンや!!)

254→←252



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (18 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
41人がお気に入り
設定タグ:ダイヤのA , 沢村栄純 , 御幸一也   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ちあき | 作成日時:2020年7月28日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。