お坊っちゃま大変です！ (ページ9)

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カチャカチャ

うるさいなー

私はそう思いながら重たい瞼を何とか開けると

そこには食器を洗ってるミンソクオッパがいた

ん？食器を洗ってるミンソクオッパ？

ヤバい！オッパ帰って来たんだ！

そう思っていると蛇口を止める音がする

あっ、取り敢えずまた寝た振りする？

オッパがこっちに来る

『まだ起きないか。仕方ない部屋に連れていくか』

そう言いながら私を軽々と

お姫様抱っこをするオッパ

お姫様抱っこ……

えっ。私今お姫様抱っこされてるの？

女の子なら誰もが憧れるあのお姫様抱っこ

オッパそんなに大きく無いのに

意外と力があるんだね

ていうかドキドキしすぎて

寝てるふり不自然じゃないかな？

意識しないようにって思うのに

目がピクピクする

無になれ、無になれ、私は木よ木なの…

だからこんなにドキドキしちゃダメ！

そんな事を考えてると

カチャ

部屋に着いたみたい

ゆっくりと中に入り電気を付ける

私をベッドにそっと置くと

耳元に感じるオッパの熱

ドキドキ

これから一体何が起きるの？

いっそこのまま

目を開けてしまおうかと思ったその時

『A起きてるんだろ。早く起きないと昨日の続きしちゃうよ』

ひぃー！ブラックミンソク降臨！

今すぐ起きますから！

あっ。でも昨日の続きされてもいいかも←

私はごく自然に今起きた風を装う

「あれ？ミンソク様どうしてこちらに？」

『ぷっ、A演技下手すぎ』

何でばれたの！

私の演技北島○ヤ並に完璧はずなのに！

『A俺がここに連れて来るとき体力入りすぎてガチガチだったし、目元もピクピクしてた。それに俺が食器を洗ってる時にもう起きただろ』

ひぃー！もしかして

ミンソクオッパ後ろに目が付いての？

『クラムチャウダー美味しかったよ。また作って。ところで二人だけの時は何て言うんだっけ？』

「ミ、ミンソクオッパ」

『さっきミンソク様って言ったからお仕置きね』

悪い顔して笑うミンソクオッパに

ドキドキする

ところでお仕置きって私何されるの？